炭の恵みだより 10シリーズ
第7回 『中高年の腰痛・膝痛を治すには』
そもそも腰痛・膝痛が起こるしくみは、中高年の人がこの病気になるのが圧倒的です。筋肉の力が衰え弱ってきて、普通の日常的な動きで筋疲労を起こすようになるからです。筋疲労が続くと疲労物質がたまって休んだ時に痛みが出る。これが腰痛の始まりです。初めは病院に行かず我慢し、我慢しきれなくなると病院に行きます。そこで消炎鎮痛剤(痛み止め)を処方されます。それを服用すると症状が治まります。
しかし、ほとんど症状が軽減しても完治することがなく、薬を使用しながら腰痛自体は少しずつ悪くなっていくという経過をたどっていきます。
筋肉疲労がたまった後、休んだ時に痛みが出るというのは、実は患部(痛んでいる所)では血流が回復して疲労物質を取り除こうという反応が起こっているのです。結局痛みというのは、筋肉や関節組織を修復するために起こっている反応なので止めることはないのです。実際そんな時、しっかり休んで血行を良くすれば治る痛みは沢山あります。
腰痛・膝痛も傷んでいる場所が血流をもっと欲している状態なのですから、治療としてはどんどん血行を良くしてやることなのです。そこで中高年の腰痛・膝痛を治すには、積極的に血流を増やすことが第一です。普段から身体を良く動かす(体操・ウォーキング等)。それは日常の生活に耐えるぐらいの筋力をつけておくことです。体重の増えすぎで、筋疲労を起こしている人もいます。体重を落とすことです。それにお風呂に入って身体を温めて血行を良くすることです。
最後に、消炎鎮痛剤(痛み止め)は血管を閉じる働きをし血流を細くして血の流れを止めてしまうのでよく冷えます。それで痛みを感じなくなるのです。それは腰痛や膝痛を治しているのではありません。一時、痛みを止めているだけなのです。結局、疲労回復も組織の修復も起こりませんので、薬が切れるとまた痛み出すのです。
痛み止めは使わないで治すことが一番なのです。
(安保徹医学博士著書「免疫革命」より引用)